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ハーブピーリングは肌質改善に最適?!ケミカルピーリングとの違いやメリット・デメリットも説明

ハーブピーリングとは?

ハーブピーリングは天然由来の植物(ハーブ)の力を利用して、皮膚の内側から細胞を活性化させることで表皮の古い角質を剥離させ、乱れた皮膚の新陳代謝を正常に戻す肌のケア方法になります。

そもそもピーリングとは、皮膚の古くなった角質を取り除き、乱れた皮膚の新陳代謝を正常化し、自ら皮膚の角質を再生させるように導く肌のケアのことです。

通常、28日周期で角質は剥がれ落ちて新しい肌に生まれ変わりますが、ピーリングは肌の生まれ変わりを早める効果が期待できます。

ハーブピーリングの特徴

ハーブピーリングは、肌表面の古い角質を剥がす一般的なピーリングとは異なり、肌の内部に働きかけるのがポイントです。

「スポンジア」と呼ばれる棘状の成分が細胞を刺激し、ターンオーバーや血流を促進。内側からの刺激によって古い角質が自然に剥がれ、有効成分が浸透していきます。

ハーブピーリングには、痛み・赤み・皮膚の剥離などの症状を伴うダウンタイム(施術からの回復期間)があるのも特徴です。

ケミカルピーリングとの違いは?

ケミカルピーリングとハーブピーリングの違いは、使用する薬剤や肌へのアプローチ方法などが挙げられます。

ケミカルピーリングは、酸などの薬剤を使用して、肌表面にある角質を取り除く施術です。

肌の角質層や表皮上層部に直接働きかけて、角質を剥がれやすくし、肌のターンオーバーを促します。

一般的に、ケミカルピーリングにはダウンタイムはほぼなく、ハーブピーリングには1週間弱のダウンタイムがあるのも大きな違いです。

どちらの方法も、肌の新陳代謝を促進してくれるので、ニキビ・毛穴・くすみなど肌のトラブル改善の効果が期待できます。

ハーブピーリングの効果

ハーブピーリングは、市販のピーリングやケミカルピーリングと比べて、価格は高めです。

その分、天然由来の成分を使用する安全性や、期待できる効果の高さが魅力でもあります。

ここでは、ハーブピーリングの効果をご紹介します。

お肌のターンオーバーを促進させる

ターンオーバーとは、肌の細胞が一定の周期で新しく生まれ変わることを言います。

通常28日周期で角質が剥がれ落ち、肌が生まれ変わりますが、ハーブピーリングでは3~5日ほどで生まれ変わらせることができます。

加齢などの影響によってターンオーバーが遅れると、肌のくすみや乾燥、シワ、ニキビなど様々な肌トラブルの原因になります。

そのため、ハーブピーリングの施術を定期的に受けると、健康なお肌の状態を保ち、トラブルを起こしにくいお肌へ導くことが期待できるのです。

角質や毛穴のケア

肌表面の角質を除去して、肌のざらつきを減らす一般的なピーリングとは異なり、ターンオーバーを促して肌の内側までアプローチしていくため、肌の表面をきれいにするだけでなく、健康的な肌を再生してくれます。

古くなった角質や毛穴の黒ずみなどを除去するため、肌のトーンアップや透明感のあるお肌に導きます。

定期的にくり返し施術を受けることで、肌質の改善を実感しやすくなります。

ニキビ・ニキビ跡の改善

ニキビは、古い角質が剥がれ落ちずに肌表面にとどまり、毛穴を詰まらせてしまって起こる炎症のことです。

ニキビ跡が残りやすいのも、ターンオーバーの乱れや遅れによって、肌の生まれ変わりが遅れてしまうために起こります。

そのため、3~5日ほどで自然に角質が剥がれ落ちるハーブピーリングには、なかなか治らないニキビや、薄くしたいニキビ跡の改善にも期待できます。

シミや小じわなどのアンチエイジング

ハーブピーリングは、シミや小じわの改善などアンチエイジングの効果も期待できます。

年齢を重ねると、日焼けしたシミが現れたり、頬のたるみなどによるほうれい線や小じわが気になる方も多いのではないでしょうか。

シミの原因は、主に紫外線とターンオーバーサイクルの遅れによるもので、肌は紫外線を浴びると黒色の色素を持つメラニンを生成します。

メラニンは、本来ターンオーバーの28日周期で古い細胞とともに剥がれ落ちますが、周期が遅れると細胞が剥がれ落ちる力が弱まりシミになってしまうのです。

また、筋力の衰えや乾燥などが原因で目立ちやすくなるシワにもターンオーバーを促進する効果や、肌の内部に浸透して筋肉を刺激する効果があります。

ハーブピーリングの種類

ハーブピーリングの大きな特徴は、皮膚の剥離があることですが、

使用する薬剤の成分によっては、皮膚の剥離がないものもあります。

ここでは、ハーブピーリングの【剥離があるタイプ】と【剥離がないタイプ】2つの種類について、それぞれ説明していきます。

剥離があるタイプ

皮膚の剥離があるタイプのハーブピーリングには、次のような特徴があります。

◎施術中に痛みがある
ハーブの棘状成分を肌に浸透させて、肌のターンオーバーを促すため、施術中は痛みを感じる場合が多くあります。

◎施術当日のメイク・洗顔はできない
施術後24時間は洗顔を控える、メイクは翌日から可能など、不便な点もあります。

◎当日から翌日にかけて赤み・むくみを感じる
◎3〜4日後にかけて皮膚の剥離がある
施術後3〜4日で日焼け後の肌のように皮が剥けてくるので、ダウンタイムは約1週間程度必要です。

短期間で肌質改善の効果を期待できるので、即効性を求める場合におすすめです。

剥離がないタイプ

皮膚の剥離がないタイプのハーブピーリングには、次のような特徴があります。

◎施術中の痛みが少ない
◎施術当日からメイク・洗顔が可能
◎赤み・むくみなどを感じることも少ない

剥離がないタイプは、生薬や漢方の成分を配合している薬剤など、棘状成分が少ない(入っていない)ものを使用しています。
肌への刺激が少ないので、肌が弱い方、施術後の肌トラブルが心配な方、ダウンタイムが取れない方等におすすめです。
剥離のあるタイプと比べて、即効性には欠けると感じる場合もあるので、継続的に施術を受ける必要があるでしょう。

ハーブピーリングの注意点

肌のターンオーバーを活性・促進し、トーンアップ効果やニキビ・シミ・シワの改善も期待できるハーブピーリングですが、
高い効果が期待できる反面、刺激も強い施術なので受けるにあたり注意も必要です。

ここでは、ハーブピーリングの注意点を3つ説明します。

紫外線対策

ハーブピーリングの施術を受ける前後は、色素沈着を避けるため、紫外線対策を必ず行いましょう。

特に剥離があるタイプのハーブピーリングの施術後は、痛み・赤み、皮膚の剥離があるなど、肌がとても敏感で、繊細な状態です。

日焼けした後のように、皮が剥けている肌に紫外線を浴びてしまうと、色素沈着の原因になります。
できるだけ紫外線を避けて、日焼け止めや日傘・帽子などを活用するようにしてください。

約1週間程度のダウンタイムがある

皮膚の剥離があるハーブピーリングの場合、1週間程度のダウンタイムがあるので、注意が必要です。

施術後、数時間:赤みや火照り、むくみなどを感じる
施術の翌日:赤みやかゆみなどを感じる
施術の2~3日後:うっすら剥離が始まり、乾燥を感じる
施術の4〜5日後:皮膚が剥離し、新しい肌が見え始める
施術の6日以降:剥離がおちつき、肌が生まれ変わる

剥離の期間や程度は個人差があります。人に会わなくてすむ期間を選んだり、マスクをつけるなどのダウンタイムを過ごすための工夫が必要です。

肌への刺激をできるだけ避ける

ハーブピーリングの施術直後は、運動やサウナによる過度な発汗・皮脂分泌、直接的に肌の負担になる除毛などによる刺激は避けるようにしましょう。

ハーブピーリング後は、スムーズに新しい肌に生まれ変わるために、肌の保湿・保護をしっかりすることが大切です。

ハーブピーリングで美肌を目指そう!

肌のターンオーバーを促進してくれるハーブピーリングは、肌質の改善、美肌を目指したい方におすすめの施術です。

ニキビ・ニキビ跡の改善やリフトアップ、シミ・シワなどアンチエイジングまで、さまざまな肌トラブルへの効果が期待できます。

一方で、皮膚の剥離があるタイプの場合は、施術中の痛みや赤み、1週間ほどのダウンタイムがあるので、注意も必要です。

とはいえ、高い効果を実感する方も多いので、肌トラブルに悩んでいる方や美肌を目指している方は、ぜひハーブピーリングを検討してみてください。